今日はecoな山守人を紹介します。栃木県の大田原市黒羽に位置している帝国造林（ていこくぞうりん）です。以前から好意にしていただいている山を愛する会社ですよ。
原木から栽培しているので、肉厚で大きな生シイタケが特徴です。黒羽の芭蕉くらしの館などで売っていますが、すぐに売り切れてしまうので、買いたい方はお早めに。
実は、このたび帝国造林が農水省などが共催している「農林水産祭」で林業の部門で日本農林漁業振興会長賞をいただきました。
地元の下野新聞に掲載されました。
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内容としては、国産材木の価格が長期的に低迷が続いておりまして、帝国造林で保有する造林を整備する時に残材となってでてきたヒノキを「猫砂（ねこすな）」に製造していた取り組みが、経営安定化に寄与したとのことで評価を受けたそうです。
普段は地道な作業だそうで、こういう国の農林水産祭などで帝国造林が評価されたことはすごく嬉しかったそうです。
そのおかげか、最近、猫砂製造に帝国造林のヒノキを使いたいという企業さんからの問い合わせなどが多くなってきました。応援しているので私もうれしいです。
帝国造林は創業時に旧黒羽町（現在：大田原市）の南方地区の545ヘクタールと、北野上地区は300ヘクタールを保有しています。
大体、樹齢70年前後の木を毎年、７～８ヘクタールくらい皆伐していますが、同じ場所に苗木を植えて育てていますのでとてもエコなんです。ですから毎年均等に木材を産出できますので農林省からもその取り組みを評価してもらったんですね。
材木は７０年手入れをして初めて商品として売れますので、それまでは「地域環境の保全ボランティア」みたいなものですので、今日も植えた木が７０年後に出荷されますので、つまり２世代から３世代先を見据えて仕事をしている感じでしょうか。
「気の長い仕事ですが、これも代々、先輩の方々の思いや地域の暖かい支えもあって続いているんですね。なので、私はこの仕事をとても誇りに思っています。」と担当者のそうまさん。
八溝山系の木はもともと上質の材木として歴史が長いのですが、帝国造林として守ってきたヒノキを「猫砂（ねこすな）」として、また違った形で貢献できるのはうれしいそうです。
ぺるそなデザイナーズとしても、こんな素敵な会社が栃木県に存在していることを誇りに思います。
皆さん、是非、帝国造林さんを応援してください。
ホームページはこちらです。
帝国造林株式会社
http://www.teirin.co.jp/
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